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第28回
世界最強のにおいマスキング物質(その1)

におい工房の人気コラムニストである大和製罐(株)総合研究所・加藤所長と大阪大学大学院生命機能研究科・倉橋教授、竹内助教で行われていた共同研究成果が、このほど世界的に有名な米国総合学術誌PNASに掲載されました。

研究内容はこのコラムでも取り上げられ、異臭の世界では有名な物質である 2,4,6-トリクロロアニソールのマスキング効果に関するものです。 9月17日に各報道機関で報道されました。

東京新聞記事 日刊工業新聞記事
東京新聞 (記事拡大 日刊工業新聞 (記事拡大

ワイン「まずい」、劣化物質が嗅覚乱す 阪大 (日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1601Z_W3A910C1CR8000/
嗅覚乱しワインまずくする物資 阪大などのチーム解明 (東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013091601001908.html
ワインのカビ臭 実は「無臭」…阪大助教ら解明 (読売新聞)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=84853


また研究論文はこちらです。 是非ご覧ください。
http://www.pnas.org/content/early/2013/09/12/1300764110.full.pdf+html

においの世界は奥深く、まだ解明されていないことがたくさんありますが、今回の研究でまたその扉の1つを開けることができたようです。 何故このような研究をすることになったのか、その背景について次回以降のコラムで加藤所長に語っていただく予定ですのでお楽しみください。


≪PNASについて≫
Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America (略称:PNASまたはProc. Natl. Acad. Sci. USA)は、1914年に創刊された米国科学アカデミー発行の機関誌である。
対象範囲は自然科学全領域のほか、社会科学、人文科学も含む。 特に生物科学・医学の分野でインパクトの大きい論文が数多く発表されている。 総合学術雑誌として、ネイチャー、サイエンスと並び重要である。 独立採算制で、政府やアカデミーからも資金を受けていないので掲載料によって費用を賄っている。 (日本語版ウィキペディアより)

 
(2013年9月) 
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