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第5回
いまだにリャド、リオ臭ですか?

20年以上前からコーヒーの異臭は存在しており、その一つが、リャド、リオ臭でした。 リャド、リオ臭は、ブラジル産コーヒー特有のフレーバーで、ヨード臭や薬品臭と表され、どちらかと言うとランクが低く、悪い豆と分類されるものでした。

1990年以降色々な所でリオ臭が分析され、カビ臭物質 2,4,6-トリクロロアニソールが検出されたと言う報告も出ています。 トリクロロアニソールが原因であると言う事は、ペンタクロロフェノール(PCP)等の農薬(殺菌剤)が原因です(図1)。 原因が分かれば対策は取れる筈です。 しかし、いまだに、リオ臭は存在するようです。

図1. リャド、リオ臭原因物質の生成(農薬)
図1. リャド、リオ臭原因物質の生成(農薬)

今も、インターネットで「リオ臭」を検索すると、「日本では水道水のカルキ臭の風味に似ていることから敬遠されるが、ギリシャなどの国々では人気のフレーバー。 日本では、リオ臭のするコーヒーはマイナスと評価されるため、めったに口にする機会がない。」 等という記述があります。

「ギリシャで人気のフレーバー!?」 には正直驚きました。 「日本でマイナス評価」 ほっとしました。
日本人の味覚、いや嗅覚は、やはり素晴らしい。

『いまだにリャド、リオ臭ですか?』

トリクロロアニソール等の異臭物質がppt含まれているだけで異臭になり、ランクが低く、クレームとなるのです。 99.999・・・%正常で、0.00・・・?%含まれている成分の為に、ランクが低く、NGそして廃棄です! (但しギリシャは除く)

もったいない。 原因物質は判明しています。 あとは、どの段階で異臭物質が紛れ込むのかを調べるだけです。
収穫したコーヒー豆を捨てる事無く、全てが美味しいコーヒーになりますように。

-コーヒー好きより-
(2009年12月)
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